ご朱印NFT
最先端の技術でご縁を
NFTとは、Non-fungible token(代替え不可能なトークン)で、仮想通貨などに応用されているブロックチェーン上で保有することができます。NFTはデジタルデータにオリジナルのデータであるという言わば証明書をつけることが可能になります。例えばアートの世界では、物理的なアート作品と同様にデジタルアート作品に独自の署名を入れられるので、本来いくらでも複製できるデジタルデータに対し、オリジナルデータとしての信頼性と希少性を証明できることを意味しています
なぜご朱印NFTは始まったのか。
NFTとは先述した通り、「つながり」を証明する技術の上に成り立っています。
ご朱印とは本ページにもある通り、神社仏閣にお参りして、お祀りされている本尊様・ご神体の身代わりとしていただきます。古くは、毎日お参りに行けない方がこのご朱印に向かってお祈りすることもあったそうです。
昨今では、いただいたご朱印を写真で撮影しSNS等にUPすることがたびたびおこなわれています。その画像はだれのものでもなく、オンラインであればだれでもダウンロードできる「画像」になってしまうのです。
しかし、このNFTでは、このデジタル御朱印に誰のものであるのかという証明をつけることができます。これはまさに、デジタルでありながらも、自分がいただいたという「つながり」を実感することのできる技術であると確信いたします。
また、遠方でお参りすることはできない方でも、本尊への敬意をこめてオンラインでいただくことができます。
ご朱印NFTで日本文化を世界に発信
現在、寺院は消滅の危機にあります。それは江戸時代より確立された檀家制度の限界です。人口減少、地域一極集中などによる影響もあり、地方の寺院から崩壊が始まっています。さらに、核家族化による文化の未継承・先祖への思いの変化、信仰の希薄化が伴い、様々な悪条件が崩壊に追い打ちをかけています。
寺院は地域を色濃く表す、文化継承の場所でもあります。最低でも100年程度の歴史を持ち、長いところでは1000年以上も継承されてきました。かくいう自坊もすでに830年以上の歴史を有しております。
そういった地域の文化そのものともいえる神社仏閣の維持は、「本当の日本」の姿を残すことと同義だと思っております。日本の文化を守るためにも、寺社は生き残っていかなければいけません。
そこで、様々な縁を作る努力が必要になりますが、このNFTも同様であります。NFTというデジタル技術を用いることで、世界の人たちに向けて、日本の文化を発信することができます。さらには、このご縁の中で訪問してくださる方が生まれるかもしれません。そういう意味でもご朱印NFTはご縁を紡ぐ可能性を秘めているのです。
これからの展望
今後は、日本全国の神社仏閣のご朱印ないし、ご朱印に変わるものをNFT化することで、参拝への興味喚起と情報の発信を行っていくことを考えております。さらには、霊場参りなどと紐づけることで、周遊の喚起につながることも期待しています。
様々な切り口でご縁を頂く中、我々の本分であります、仏教への引導、豊かな生き方の発信を強化し、仏教で幸せな心を養うつながりが作られていくことも祈っております。
最新の技術故、賛同を得るまで多少の時間が必要になるかもしれません。
それでも、利他行の一環として布教の道として、縁結びのご朱印NFTをどうぞよろしくお願いいたします。